日めくりカレンダーや手帳をめくると、たくさんの記念日が存在していること、お気づきでしょうか。
そんな記念日のなかから、食に関する記念日をご紹介していきます。
1月17日は『 おむすびの日』
語呂でも旬でもないこの日がなぜ『 おむすびの日』なのでしょうか。
その由来は、平成7年(1995年)に発生した阪神・淡路大震災にありました。
20年前に起きたこの震災は多大な被害をもたらし、 一瞬にして多くの方々が命や住まいをなくされました。
震災が発生したは真冬。
家も食べ物もなく、寒さに震えながら、たくさんの方が被災者としての生活を強いられてしまいました。
そんな中、ボランティアの方々によって炊き出しが行われ、被災者の方々の手に渡ったのが〝おむすび〟でした。
その時配られた〝おむすび〟が、多くの被災者を救ったことでしょう。
このことが「おむすびの日」の由来となり、「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が、
お米の大切さと、ボランティアの方々の善意を各地に広めようと、2000年11月に制定しました。
また、「おむすびの日」とは別に「おにぎりの日」という記念日もあります。
こちらは6月18日。おにぎりの日の由来はまた6月にご紹介したいと思います!
1月19日は『「信州・まつもと鍋」の日』
「信州・まつもと鍋」の日 は、2014年に設定された記念日です。
12月19日、1月19、2月19日と冬の季節に3日制定され、冬の19日は『「信州・まつもと鍋」の日』と謳っています。
「信州・まつもと鍋」とは、長野県松本市、松本大学、JA松本ハイランド、JA松本市などの産学官連携によって開発された、松本の冬の名物料理。
市内産の農産物を使った鍋料理で、具材は伝統野菜「松本一本ねぎ」「信州SPF豚」など全て地元産。
松本一本ねぎは、煮る前に焼いて甘味を引き出すなど調理法を工夫しています。
地域の伝統行事「三九郎」をイメージし、ご飯をつぶした「繭玉」を入れ、ポン酢とすりおろしリンゴの「つけだれ」なども斬新。
〆には信州みそと酒かすを合わせた調味料やとろろ、山賊焼きを使うなど「松本名物」を表現した鍋料理です。
「地元の名物として定着するとともに、松本産の食材を使った鍋を囲むことで、さらに地産地消が進んでほしい」と願いのこもった鍋を、ぜひご家庭でお試しください!
1月21日は『冬の土用の丑』
「土用の丑の日」というと、夏を連想される方が多いのではないでしょうか。
ですが、最近では冬にもイベントや宣伝がされるようになってきました。
夏にも「土用の丑の日」の特集記事をこちらでも書きましたが、天然のうなぎの旬は冬(10月~12月)。
冬を越すために脂肪を蓄え身も柔らかく栄養も十分になる旬のうなぎはとても美味しくなります。
「美味しい時期だからこそ是非食べて欲しい」、「旬の時期だからうなぎの優れた栄養を十分に摂って欲しい」という願いを込め、
うなぎのまちと呼ばれている長野県岡谷市「うなぎのまち岡谷の会」が、1998年に「寒の土用の丑の日」を日本記念日協会に記念日として登録しました。
今年(2018年)の冬の土用の丑の日は1月21日、2月2日。
旬の天然のうなぎを堪能し、寒い冬をのりきりましょう!
1月23日は『碧南人参の日』
いい(1月)ニンジン(23)の日の語呂合わせが、この日の由来となりました。
JAあいち中央碧南人参部会が碧南市の特産である人参をもっと知ってもらいたい!食べてもらいたい!と想いを込め、制定した記念日。
秋が深まる11月中下旬から春先の3月下旬が旬の 碧南人参は、鮮やかな紅色で、どれも形がそろってスーッと絵にかいたように美しいのが特長。
と~っても甘くて青臭くなく、小さい子でも食べられるおいしい人参だそうです。
冬の寒い季節はさらに甘みが増すという碧南人参、ジュースにサラダに煮物にと食卓でぜひお試しください!