Chewin' Mag.

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神仏×食 ~開運の相乗効果~
Vol.17 岩戸寺(大分県)

神仏習合の聖地・国東半島
その力強さと美しさが、ここに!

本当に大好きで、もう何度となく通っている大分県の国東半島。
神社仏閣ファンにはたまらないスポットです!

今回ご紹介するのは、半島の北東部に位置する天台宗の寺院「岩戸寺」。
国の重要無形文化財に指定されている伝統行事「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」の舞台となるお寺です。

岩戸寺
茅葺屋根の講堂の前で、修正鬼会が行われる

この中には、市指定の重要文化財である講堂の御本尊、薬師如来様がおられます。
大きな梁が組み合わさった講堂の中は広くてとっても静か。
じっくりと仏様と向き合うことができます。

国東半島では
お寺と神社はセット

そもそも日本には、神道(神様)があり、その後大陸から伝わった仏教(仏様)が取り入れられて一緒になった、「神仏習合」の歴史が長く続いてきた背景があります。
それが明治時代の「神仏分離令」によって、神社とお寺が分かれていきました。

でも神仏習合の名残は各地にあって、特にこの国東半島ではそれが顕著です。
だから岩戸寺さんでも、境内の中にお寺と神社が存在します。

境内にある六所権現社(神社)は、とても神秘的な雰囲気

歴史の積み重ねが
自然体で存在する!

講堂や六所権現社に向かう入口では、仁王像がお出迎えしてくれます。
この仁王像、なんと室町時代に寄進されたものなのだとか!
国東半島って、古い時代の仏像が至る所にあるんです。

仁王像
国東半島でよく見かける仁王像は、素朴で可愛らしい♡

鬼と仏と
同じ世界で生きるおおらかさ

そして本堂で出会ったのが、この天女様です!

天女様
楽器を持って空を舞う姿が美しい~~

本堂では不動明王様や阿弥陀如来様がお祀りされていて、その前を天女様たちが舞っています。

また一方で、岩戸寺は先に紹介したとおり「修正鬼会」という伝統行事の舞台です。
国東半島では、鬼もよく登場します。
ある時は悪いことをたくらむ本来の鬼であり、修正鬼会での鬼はご先祖様ととらえます。

半島全体に沢山の仏様や神様がおられる一方、鬼も沢山いて、なんだか大らかな世界です。
そういう雰囲気が好きなんですよね~

紹介したスポット

■岩戸寺
大分県国東市国東町岩戸寺1232
ホームページなし

当りか!?ハズレか!?
入るのに勇気がいるお店

岩戸寺の門前ではなく、ちょっと足を伸ばして訪れていただきたいのが、「ラーメン・カフェ明星(みょうじょう)」さんです。

車で岩戸寺から海側へ北上すること約25分。
どうみても普通の家に旗がひらめいている店があります。

ラーメン・カフェ明星(みょうじょう)
イチかバチか勇気がいる店の外観(だって家だから)

実家のような一軒家で
ラーメン屋とカフェを営業

入口のドアを開けると、実家に帰ってきたかのような懐かしい玄関がお出迎え。
古民家をリノベーションして・・・という感じじゃなく、間違いなく普通の家です。

和室の部屋にはテーブル席やソファ席がありますが、なんとラーメン屋のごとくカウンターもあるのです!

オーナーさん達が自ら工事に関わったのだとか

お昼時になると、およそ15名が入る室内は地元の方たちでいっぱいになります。

国東名物がどっさりと
味はリピート間違いなし!

ここで提供しているのは、ラーメンやチャンポン、揚げ物などの単品料理。

竹田津(まさに地元!)のタコをはじめとした国東半島産の魚介や野菜をふんだんに使っているので、「ご当地グルメが食べたい!」という人にもおすすめです。

明星ちゃんぽんは、しっかりした旨みのスープに撃沈!
手作りキクラゲ餃子
手作りキクラゲ餃子は、半島産キクラゲの歯ごたえがたまらん!

なにより味の良さに脱帽しました。
スープの材料にも地元産のものを使い、長時間煮込むなど、こだわりがすごいんです。
「明星メシを食べるためだけに、国東半島を訪れてもいい!」といえる名店ですよ~

紹介したスポット

■ラーメン・カフェ 明星
大分県国東市国見町竹田津3580-5
http://www.shokokai.or.jp/44/myojyo/index.htm

 

ABOUT THE AUTHOR

柴尾真理
神社仏閣ライター。書籍「神社仏閣おちゃ巡り」シリーズの著者。各媒体でのコラム執筆、TV・ラジオの出演を通じて、“気分が上がる”寺社の魅力を発信している。分かりやすく、俗っぽい(?)ナビゲートが人気。福岡県在住。
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