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神仏×食 ~開運の相乗効果~
Vol.12 陶山神社(佐賀県)

有田焼の鳥居がお出迎え!
“らしい”神社がここに

「有田焼」の名で全国的に有名な佐賀県の有田町。
そのシンボル的な存在が「陶山(すえやま もしくは とうざん)神社」です。

境内の見どころは沢山あるのですが、そのなかでも一番ビックリするのが「鳥居」。よくある石や鉄製の鳥居ではなく、陶磁器でつくられているんですよ!

真っ白な背景に淡いブルーで唐草や花の模様が描かれていてキレイ!

もちろん肌触りはつるっとしています。
これは珍しいですね~~~

職人さんは是非お参りしたい
焼き物の祖をお祀りする聖地

陶山神社は1658年に創建された神社で、御祭神は応神天皇と鍋島藩主・鍋島直茂公、そして有田焼の陶祖・李参平(りさんぺい)公をお祀りしています。

李参平(りさんぺい)公の白磁器を生み出した功績は大きく、有田焼の窯元や商人、さらには有田町の住人を守ってくださる神様として信仰されているそうです。

社殿の装飾にも陶磁器のお皿が!真ん中のネーム入りが可愛い!
社殿の装飾が陶器のお皿!?

狛犬もつるっとした陶器!
“らしさ”スポットはまだまだ続く

鳥居や社殿の装飾の他にも、神社の境内には有田町“らしさ”があふれるスポットが沢山あります。

例えば、陶器製の狛犬。
青みがかった白いボディと精巧につくられた表情が美しいですね~~

狛犬
独特なヘアスタイルが印象的な狛犬

さらには、社殿横にある欄干(らんかん)や灯籠など、境内のいたるところに有田焼を発見することができます。

白い陶器であふれているので、太陽を浴びると境内がより明るい雰囲気になるのもいいですね。

有田焼製のお守りは
宮司さんが手作りしたもの

お参りを済ませたら、社務所にも是非立ち寄ってください。
なんと宮司さんが手作りしているという、陶磁器製のお守りがあるんですよ。

宮司さんが手作りしているという、陶磁器製のお守り
このままインテリアにもなりそうなクオリティ!

お守りだけでなく、絵馬も陶磁器製。
帰り際まで町の魅力が凝縮している、気分が上がるおすすめスポットです。

紹介したスポット

■陶山神社
佐賀県西松浦郡有田町大樽2-5-1
http://arita-toso.net/

歴史の風情にとけこむ
スタイリッシュな食のスポット

陶山神社のすぐ近く、風情のある古い町並みの中で、スタイリッシュなカフェを発見しました!
1804年に創業した有田焼窯元「弥左ヱ門窯」が展開するカフェなのだそう。

有田焼窯元「弥左ヱ門窯」が展開するカフェ
中央には窯元オリジナルの和食器がディスプレイされている

昭和初期の古い建物だけど、足を踏み入れると別世界!
コンクリートや金属の無機質さと、木のぬくもりが融合した空間が広がっています。

店内には「水神」様が!
歴史と共存しているモダンカフェ

そんなクールなコンクリートの床に、ふと懐かしい質感の石の塊が。
よくよく見ると石の祠です!

石の祠
神社とか田舎の道端によくあるアレ

お店の方に聞けば、ここは昔から使っていた井戸があったそうで、この祠は井戸の神様である水神様をお祀りしているのだそう。

昔から続く信仰心を受け継いで、あえてこのスタイリッシュな空間に活かすのはさすが!
神社仏閣ライターの私としては、かなりグッときました。

五感フル活動
有田の美味を美器でいただく

ランチはコース料理。

有田地区で育てられた「ありたどり」や「ありたぶた」、有田名物の「呉どうふ」や有田の「棚田米」、地場で採れた野菜など“有田尽くし”をいただけます。

呉どうふ
呉どうふは、プリンみたいにつるっとした食感で美味しい!

 呉どうふにかけるお醤油は、七代目弥左ヱ門のお母様のお手製、弥左ヱ門家に代々伝わるごま醤油なのだそう。

器は、七代目弥左ヱ門がつくったモダンなアリタポーセリンラボのシリーズ。
色合いや質感がバラエティに富んでいて、お料理との相性を見るのもすごく楽しいです!

有田という土地とそこに暮らす人々のストーリーが、食にも空間にも沢山詰まっているのが素敵ですね。

紹介したスポット

■アリタポーセリンラボ有田旗艦店Café
佐賀県西松浦郡有田町上幸平1-11-3
http://aritaporcelainlab.com/ 

 

ABOUT THE AUTHOR

柴尾真理
神社仏閣ライター。書籍「神社仏閣おちゃ巡り」シリーズの著者。各媒体でのコラム執筆、TV・ラジオの出演を通じて、“気分が上がる”寺社の魅力を発信している。分かりやすく、俗っぽい(?)ナビゲートが人気。福岡県在住。
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