Chewin' Mag.

食を知り、世の中を知る 食メディア

52.8%が「食べたくない!」
食品添加物は体に悪いの?

「加工食品と食品添加物」について調査したアンケート結果では、全体の52.8%以上が「食べたくない」と答えた食品添加物。20~60歳以上の「加工食品を購入するときに気になるもの」を聞いた質問では、全世代でトップ3に入っています。

◆前回ご紹介した調査結果◆
【調査レポートVol.2】20代が加工食品で一番気になるのは食品添加物だった

「買うのを控える」食品添加物トップ5

実際購入する際、具体的にはどんな食品添加物を気にするのでしょうか?
今回の調査で5位までに入ったものを、管理栄養士の仲渡さんとともに解説していきます。

気になる食品添加物トップ5を解説!

【1位】
亜硝酸Na(ナトリウム)/333票
ハム
※使用食品のイメージ
  • 使用目的/発色剤
  • 使用食品/ハム、ソーセージなど

今回の調査で不人気ナンバー1だったのが、「亜硝酸ナトリウム(別名:亜硝酸塩)」。ハムやソーセージなどに、肉の色をきれいに見せる目的で使われます。例えばピンク色だと新鮮な肉を連想させるので「おいしそう!」と思いますが、新鮮な食肉や鯨肉の鮮やかな色は、空気に触れたり加熱したりすることで色素が酸化されて濁った褐色になってしまいます。そんな変色を防ぐために添加されるのが、発色剤「亜硝酸ナトリウム」です。色素と結合することで、新鮮な色を安定に保ちます。着色料とは違って、発色剤自体には色はありません。

◆管理栄養士に聞く◆
―「発色剤には発がん性があるの?」

「発色剤の発がん性」は、ネットや雑誌などでたびたび話題になるテーマのひとつ。今回の調査で1位になったのも、食卓によく上る食材であることと、こういった世の中の状況が影響していると考えられます。確かに亜硝酸自体は、魚介類や魚卵に含まれる第二級アミンと酸化下で反応して強力な発がん物質『N-ニトロソアミン』を生成する可能性があります。そのため、例えば魚卵のすじこやいくらは「残留量が1kgにつき0.0050gを超えてはならない」と量のルールが規定されていて、結果的に食品に含まれるのはごくわずかです。

その根拠からいうと、基本的には発色剤の発がん性の問題はほとんどないとされています。
また一緒に食べる食品のビタミンCや一部のアミノ酸が『N-ニトロソアミン』の生成を抑制してくれるという働きもあります。例えば発色剤を使ったハムだけを単品で食べ続けるといった偏った食生活になるとリスクが上がりますが、色々な食品を組み合わせた食事なら、危険性は低いという見解です。もちろん控えられればベターですが、あとは個人の判断で上手に使い分けたいですね(管理栄養士/仲渡)。

【2位】
タール色素/321票
かまぼこ
※使用食品のイメージ
  • 使用目的/着色料
  • 使用食品/福神漬、紅しょうが、かまぼこ、ハム、ソーセージ、キャンディなど

正式名称は「酸性タール色素」。かまぼこやサクランボによく使われる「食用赤色3号」や、たくあんや菓子に使われる「食用黄色4号」などがあります。使用が許可されているのは、赤・黄・青の3色12種類のみに制限されています。

◆管理栄養に聞く◆
―「タール色素は発がん性があるの?」

タール色素は合成過程での有害物質の残存などが考えられることから、12種類の指定食用タール色素とその製剤には製品検査が義務付けられています。そして、福神漬、紅しょうが、かまぼこ、ハム、ソーセージ、キャンディなど色々な食品に利用されますが、使ってはいけない食品(※)も指定されています。基本的に現在使用が許可されている酸性タール色素12種類については、動物実験で発がん性はないという結果が出ています。
※タール色素を使ってはいけない食品には、カステラ、きなこ、茶、マーマレード、豆類、のり類、味噌類、めん類(ワンタンを含む)、野菜、ワカメ類があります。(管理栄養士/仲渡)

【TOP3】
亜硫酸塩/320票
Return Top