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デザート、スイーツ、カフェ産業界の現在がわかるイベント デザート・スイーツ&ベーカリー展

パティシエやバリスタによる
華やかなイベントがもりだくさん

東2ホールでは、第14回デザート・スイーツ&ベーカリー展(和菓子&洋菓子・中食・外食産業 商品開発専門展)が開催されていました。
基本的にはメーカー同士のBtoBの機会を設けることが目的のこの展示会ですが、通常のメーカーの展示のほかにさまざまなイベント企画が催されていました。

主なものでは、

  • 製菓販売員のおもてなしの技術を競う「第2回全日本ファンドゥーズコンクール」
  • 12名のパティシエによる氷菓の競演「第11回 グラス(氷菓)を使ったアシエットデ・セール・コンテスト」
  • 世界に羽ばたく女性シェフの誕生!「ザ・ペストリークイーン」の日本予選
  • 世界のトップバリスタが頂点を目指す!「コーヒーフェスト ラテアート世界選手権 第4回東京大会」など。
2018年にイタリアで行われる世界大会の日本予選の模様
ザ・ペストリークイーン

2018年にイタリアで行われる世界大会の日本予選の模様
イベントの様子ラテアートどのイベントも華やかで、その卓越した技術を見ようと集まった人々で会場は賑わいを見せていました。

プレゼンテーションステージにて
ディルマが見せた紅茶の可能性

14日の午後には、多彩な講師・ゲストが業界のトレンドを発信する「デザート・スイーツ&ベーカリー展プレゼンテーションステージ」では、ディルマ紅茶日本総代理店 ワルツ(株)による「産地のブランド・ディルマがお届けする、スリランカ紅茶の魅力」というプレゼンテーションが行われていました。ディルマは紅茶の産地スリランカ(セイロン)で誕生した初の紅茶ブランドです。日本ではあまりなじみのないスリランカ産であること、そして新鮮さを追求していることを大きく掲げています。

ヨーロッパのメーカーの場合、茶摘みから自国での製品化まで平均32週間かかります。つまり私たち日本の消費者の手に届くまでにどんどん品質が落ちてしまうのです。ディルマは、産地での茶摘み~製品化をすることにより2~4週間と短縮して品質の劣化を防いでいます。これにより、新鮮な紅茶が私たちの元に届くのです。

また、スリランカは標高差の激しい土地柄、土地別に紅茶の個性が異なります(これをテロワールといいます)。テロワール別にどんなスイーツと相性が良いかを2種類の紅茶の試飲とともに解説いただきました。まず初めに配られた紅茶は標高約1200~1800mの高地・ヌワラエリヤ地域の茶葉のもの。色は少し薄めで、緑茶に近いすっきりとした味わいのストレートティー向き。抹茶や小豆などを使った和風スイーツと相性が良いということです。

2つ目は標高約600mの中地・キャンディ地域のもので、明らかにヌワラエリヤのものとは見た目も違って濃い色をしています。香りの違いも明らか。深みとコクのある味わいで、ミルクティー向き。生クリームを使った洋菓子と相性が良いそう。

二種類の紅茶
左がヌワラエリヤ地域、右がキャンディ地域のもの

紅茶の個性を知り、その時々に応じて選んで楽しむ贅沢な楽しみを得られます。

また、ディルマは産地スリランカに収益を還元し、茶園で働く人々の暮らしの向上、地域社会の自立的な発展、持続可能な環境開発に貢献しています。その事実は大変興味深いお話でした。

デザート・スイーツの現在は
付加価値の高い商品がメインストリーム

プレゼンテーションを聞いたあとは、各社のブースを回ってみました。

米粉、もち麦を製品化したものや、アーモンドミルク、ライスミルク、ナッツ類、アサイーやスムージーなどに使いやすい冷凍フルーツ。オーガニックのもの、カフェインレスやフェアトレードのコーヒーなど、ここ何年も続く健康志向、環境問題などへの興味がうかがいしれるラインナップがずらりと並んでいました。特に印象に残ったのは、グルテンフリーを意識した商品が多かったということです。小麦アレルギーの方への訴求もあるのでしょうが、グルテンを摂らない食生活を目指す人が増えているということなのでしょう。パン好きの筆者は複雑な気持ちでしたが…。
米粉を使った麺米粉で作ったパン米粉を使った麺や、米粉で作ったパン。なんとバゲットも。

デザートやカフェのメニューも、ただ美味しいだけではなく、健康や環境問題などに配慮しているという付加価値があるものが多く(先ほどのディルマの話ともリンクしますね)、それが私たち消費者の興味と嗜好を惹きつけるものとなっているのを実感した今回の展示会でした。(О)

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