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2月行事食 

今年は4年ぶりに東京都心でも雪が積もり、冬の厳しい寒さが続いていますが、暦の上では2月4日に春の訪れとなる「立春」を迎えます

2月3日:節分

節分「節分」は読んで字のごとく季節を分けるという意味で、本来は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日をいいます。
しかし、春を迎えることは新年を迎えるのと同じくらい大切な節目とされ、室町時代頃から特に「立春」の前日をさす言葉になったようです。

また、節分の夜には鬼が出やすいという迷信から、邪気払いに適している煎った大豆を投げ、鬼が嫌う先のとがった柊の枝にいわしの頭を刺して戸口に飾る習慣ができたとされています。

福島県(いわき地方)では、節分の豆を食べずに残しておいて、初めて雷が鳴った時に食べる習慣があるなど、「節分」は、今もなお受け継がれるその土地特有の風習も残っているようです。

「その年の恵方(2018年は南南東)を向いて黙って恵方巻きを丸ごと一本食べる」という風習は、元来、関西の一部で行われていましたが、いまではスーパーやコンビニ、デパートと大々的に取り上げられる行事食となりました。

2月7日:初午(はつうま)

初午とは、2月最初の午(うま)の日で、2018年は2月7日になります。
711年に、京都の伏見稲荷大社に祀られている農業神「宇迦之御霊(うかのみたま)」が、伊奈利山(いなりやま)に降臨された日とされ、全国の稲荷神社では「初午祭」が開催されます。

しもつかれ(栃木県)・すみつかれ(群馬県・茨城県)
北関東地方の一部でこの日に食される「祝い膳」。
地域によって名称が違いますが、どの地域でも、節分でまいた残りの豆を使い、鬼おろしで粗くすりおろした大根と人参、酒粕、塩鮭の頭、油揚げなどと一緒に、調味料を足さずにじっくり煮込むというのが一般的です。鮭の頭がないときは切り身を使っても美味しくできます。
また、群馬県の邑楽・館林地域では、各家庭で代々の味が伝えられているようです。

2月頃~3月末にかけて食べられる行事食

いかなごくぎ煮西神戸や東播州地区では、この時期に明石海峡付近で獲れるいかなごの稚魚を砂糖と醤油で煮付けて食べます。
水揚げ直後の鮮度の高いものをできるだけ大きな釜で煮るのですが、炊き上がった形が釘に似ていることから、「くぎ煮」という名がつきました。生姜を加えたりアレンジして、各家庭で独自の味が存在します。

 

 

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