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8月の行事食

暑さ本番の夏となる8月。
8月1日は「八朔の祝い」が行われ、収穫期前の最後のお祭りでお粥を食べる風習があったそうです。

宮中では古くから、疫病除けに効果があると信じられていた「尾花粥(すすきの穂を黒焼きにして、お粥に混ぜたもの)」が食べられていました。
この習慣は江戸時代民間にも広がり、「黒ごま粥」に変わっていきました。
黒ごまは暑さ疲れや暑気払いによいとされており、夏バテ対策に「黒ごま粥」が食べられてきました。ごまの外皮は硬いので、よくすりつぶして吸収率をよくし粥に加えます。
黒ごま粥自体には味付けをせず、消化吸収によい発酵食品である味噌を添えて食します。

「黒ごま粥」のように、古くから各地に伝わる暑さを乗り切るための、8月の行事食をご紹介します。

8日はタコの日(広島)

タコときゅうりの酢の物タコ漁が盛んな広島県三原市では、タコの足が8本あることにかけて毎年8月8日を「タコの日」と定めています。
当日は、さまざまなイベントが行われるだけでなく、タコの恵みに感謝する「タコ供養」が執り行われています。
タコ供養とは、 祭壇にタコの好物とされる サツマイモを供えて焼香を。この日は、タコ漁を営む人も食べる人も、みんながタコに感謝する特別な日だそうです。

13日はいとこ汁(京都)

「いとこ汁」とは、長岡京市の特産物の「ナス」、「かぼちゃ」と「小豆」を醤油と味噌で味付けした汁もの。
同市内の浄土谷と言う集落に伝わる8月13日の夜おしょらいさん(精霊)に供えるために作る行事食だそうです。
簡単で栄養価が高く、学校給食でもとり入れられているとのこと。
「いとこ汁」の名前は、材料をかぼちゃ、なす、小豆の順に「追い追い」に入れていくことから、「甥、甥」でいとことなることから由来していそうです。

14日はおやき(長野)

ぐざいたっぷりのお焼き長野の北信地方に伝わる郷土食「おやき」。
今で長野の名産品として全国で食べられていますが、具材は、なす・だいこん・野沢菜などの野菜を味噌や油で味付けをしたもの。農作業のこびれ、おやつのほか、8月14日にはお盆のご馳走として作り、ご先祖さまに供えする風習があるようです。

 

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