渋谷駅から歩いて6~7分のところにある「CHAKAS(チャカス)」は、2017年4月にオープンしたばかり。ペットボトルのお茶とはまったく異なる、急須で淹れた日本茶の美味しさに出合えるお店です。
日本茶鑑定士がセレクトした
ブランド茶、八女茶を使用
あなたは、朝ごはんの時や仕事中、何を飲んでいますか? コーヒーという方が多いかもしれませんが、CHAKASのオーナーであり店主の染谷崇裕さんも、会社員時代はその一人だったそうです。
「1日に3杯くらいコーヒーを飲む毎日だったんですが、飲みすぎてしまったのか、身体が疲れてしまったことがありました。そんな時に日本茶でリフレッシュできた経験が、このお店を開くきっかけになっています」(染谷さん)。
健康飲料としても見直されている日本茶ですが、特に注目したいのがカテキンです。
「カテキンには抗酸化作用があるので、女性には特に日本茶をおすすめしたいですね。あとは、高血圧の予防やコレステロール値が上がるのを抑える効果も期待できるんですよ」(染谷さん)。
CHAKASを始めるにあたって、染谷さんは静岡の産地に足を運んだり、全国各地の日本茶を取り寄せるなどして飲み比べをしたそうです。そして、福岡県が誇るブランド茶である八女茶(やめちゃ)にたどり着きました。
「八女茶は旨みと甘みが強いんですが、決してインパクトが強すぎるわけじゃありません。毎日飲んでも飽きない飲みやすさがあるんですよ」(染谷さん)。
CHAKASでは、日本で39名しかいない日本茶鑑定士がセレクトした八女茶を使用。注文を受けてから急須で一杯ずつテイクアウト用のカップで提供しています。煎茶(290円・税込)を淹れてもらうと、70℃のお湯を使い、急須にお湯を入れてからは50秒置くなど、繊細な淹れ方をしています。これは、淹れるスタッフによって日本茶の温度や濃さにばらつきが出ないようにという想いからです。
日本茶は、煎茶のほか、ほうじ茶や玄米茶などがあります。ホットのほか、これからの季節に嬉しいアイスもラインナップ。アイスは、一晩かけて水出しをしたものが提供されますよ。
どれにしようか迷ってしまう
日替わりの12種類がずらり
日本茶の次は、手作りおにぎりをチェック。型にごはんを詰めてつくる専門店が多い中、CHAKASのおにぎりは、お母さんが握ったような愛嬌のあるカタチをしています。
「うちはテイクアウトのお客さまが中心です。そのため、時間が経っても美味しく食べてもらえるように手でふんわりと握っています」(染谷さん)。
握る回数は、なんとわずか3回のみ。口の中ではらりとほどけて、お米一粒一粒の存在感が際立ちます。
「お米は山形県のひとめぼれ、海苔は千葉県の新富津産、塩は長崎県対馬産の焼き塩を使っています」(染谷さん)。
メニューを見てみると、そんな基本となる素材への自信が感じられる塩にぎり(120円・税込)をはじめ、おにぎりは全部で20種類ほど。その中から日替わりで12種類がお店に並びます。ちなみに取材日には、こんぶや辛子明太子のほか、山ごぼう、広島菜の柴漬といった漬物を具材にしたおにぎりもありました。
そんな12種類の中から悩んだ末に注文したのは、根強い人気の鮭(160円・税込)と、さっぱりいただける生姜こんぶ(170円・税込)です。テイクアウトにすると、写真のようにケースに入れてもらえますよ。
なお、11~16時には、鶏のから揚げやだし巻き卵が付くお惣菜セット(500円・税込)もあるので、CHAKASはブランチやランチでも頼りになる一軒です。
そして、埼玉県にお住まいの方には、今年の3月にオープンしたばかりのCHAKAS 大宮マルイ店(住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-3大宮マルイ1階)もおすすめです。ちなみに大宮マルイ店には、ほうじ茶で煮込んだ角煮がたっぷり入った「豚の角煮カレー」など、渋谷店にはないメニューも揃っていますよ。
「朝は、ごはん派!」という方はもちろん、日本茶でほっとひと息つきたい時、ぜひCHAKASに足を運んでみてください。
「CHAKAS」
住所:東京都渋谷区東1-3-1 カミニートビル1F
営業時間:10:00~17:00(土11:00~16:00)
定休日:日・祝日
http://chakas.tokyo/