Chewin' Mag.

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食材で日本をめぐる、
HAGI CAFEの「旅する朝食」

外国人観光客も数多く行き交う、台東区谷中。季節ごとに日本のいろいろな地域の朝ごはんが楽しめるカフェがあると聞き、おじゃましてみました。

自分たちの嗅覚を信じて
現地で食材探し

まず、朝ごはんをご紹介する前に、HAGI CAFEの成り立ちを少しだけ。

HAGI CAFEは、かつて木造アパートだった「萩荘」を改修したHAGISOの1階にあります。HAGISOは、谷中の“最小文化複合施設”。HAGI CAFEのほか、ギャラリースペースや体のメンテナンスのためのプライベートサロンなどを備えています。
HAGI CAFEのモーニングHAGI CAFEのモーニングは、東京に居ながらにして、日本各地の味覚が楽しめる「旅する朝食」。テーマとなる地域は半年ごとに変わり、これまで島根県や滋賀県、小豆島などの朝ごはんをつくってきました。第7期目となる3~8月の春・夏は、鳥取県の朝ごはん、鳥取モーニングです。

HAGI CAFF店内旅の途中、美味しいものに出合えたときの特別な気持ちを届けたい……。「旅する朝食」は、そんな思いから始まったそうです。気になる県をピックアップしたら、食材探しは自分たちの嗅覚を信じて産地を直接訪ねます。

「ときには突然、生産者さんを訪ねることもあるんですよ」と、笑顔を見せるのは、スタッフの中川紗瑛さんです。
スタッフの中川紗瑛さん一般的には、生産者に届く消費者の声は、知人や親せきといった一部の人のものだけ。でも、HAGI CAFEでは、スタッフの声はもちろん、朝ごはんを食べたお客さんの声を積極的に届けるようにしています。
「そのため、『旅する朝食』の企画を話すと、喜んでくれる生産者さんが多いんです」(中川さん)。
お米や味噌、その土地で受け継がれてきた郷土食などを組み合わせて、HAGI CAFEでしか味わえない定食をつくります。

朝ごはんをきっかけに
はじめての味に出合う楽しさ

旅する朝食「旅する朝食」は、ドリンクとセットでオーダーします。今回は、モーニングコーヒーとセットにして850円(税込)でした。

お品書き運ばれてきたトレーのなかには、生産者名の記されたお品書きが添えられています。たとえば鳥取モーニングは、こんなメニュー。「第一弾」とあるのは、半年の間に季節も変わるので、食材を変えて、また鳥取の異なるメニューが登場するからだそうです。

「旅する朝食 鳥取モーニング 第一弾」

本日のお味噌汁(谷口味噌店)
ごはん(田中農場)
おたま豆腐/焼き三角あげ(ゆもと食品)
するめ糀漬け(中浦食品)
鶏もも肉の熟成酒粕漬け(山根酒造場)
本日の旬野菜(田中農場)

どの味も、初めてなのにどこか懐かしいような、ほっとする味わい。なかでも「するめ糀漬け」は、ごはんがどんどん進む美味しさでした。
HAGI CAFE朝ごはんをきっかけに知らなかった地域の味に出合い、生産者さんのことを知る「旅する朝食」。公式サイトには、より詳しい生産者さんの情報も紹介されていますよ。

「食べた人が産地に足を運んでくれたら、とっても嬉しいですね」と、中川さん。
あなたも旅しているような気分にひたれる朝ごはんで、一日を始めてみてはいかがですか。

HAGI CAFE(ハギカフェ)

住所:東京都台東区谷中3-10-25
営業時間:8:00~10:30 (モーニング営業)、12:00 – 21:00
定休日:不定休(臨時休業あり)
http://hagiso.jp/

ABOUT THE AUTHOR

酒井牧子
新潟県生まれ。ライター、編集者。求人広告の制作会社、編集プロダクションなどを経て2003年よりフリー。
会員誌、会社案内、学校案内、通販カタログ、企業Webサイトなどの制作に携わる。
趣味は散歩。大通りから商店街、路地裏まで歩き、小さな発見を心の栄養にしています。
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