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日本だけのパクチーブーム、その謎に迫る。①

謎の「パクチーブーム」

英語では「corianderコリアンダー」、
中国語では 「香菜 シャンツァイ」(ちなみに「パクチー」はタイ語)等々……、
いくつもの呼び名を持ち、近年では専門店や多くの関連グッズも登場するという人気っぷり。
間違いなくここ数年の“注目度ナンバーワン香草”といえるのではないでしょうか。

かごに盛られたパクチーパクチー入り生春巻き

しかし! そんな一大ブームを引き起こしている「パクチー」。
ここまで主役級に扱われるのは、ここ日本だけ!なのであります。
そんな「パクチーブーム in 日本だけ」の謎を独自に紐解いてみたいと思います。

本場ではメイン食材ではない…!

パクチーの本場・タイやベトナムでは、パクチーはあくまで“薬味”の一種です。
以前、ベトナムに訪れた際、屋台や食堂では
メニューと一緒にパクチーなどの香草が山盛りになったお皿も一緒に運ばれ(もちろん無料)、
「どうぞご自由に」というスタイル
でした。
元祖「増しパク」ですね。
屋台に並ぶ料理フォー

“薬味”としての存在なので、パクチーが主役になるような「パクチーサラダ」みたいなメニューは見当たりませんし、
パクチーが入っていてもメニュー名で主張してくるようなこともありません(「○○のパクチー入り」みたいなもの)。
現地でのパクチーの存在は、日本でいうところの刻みネギや、紅ショウガなどのイメージでしょうか。

あくまで、メインの味を引き立てるための脇役の存在である「パクチー」が、
海を越えて主役になっているとは、
現地の人もビックリしていることでしょう。

ブームの謎を探りに「パクチーフェス」へ!

では、なぜ日本では主役級の扱いで一大ブームにまでなり得たのでしょう。
去る531(水)~6月4日(日)、「パクチーフェス2017」が開催に。
専門店などはありますが、パクチーだけをメインとしたイベントは珍しいとのことで、
その実態を探ってまいりました!

生い茂るパクチー鍋に盛られたパクチー

やはりその名の通り、パクチーがメインです。
会場に入ったところで既にパクチーの香りが……
それもそのはず、
多くの出店舗の店先には生のパクチーがわっさわっさ。

パックに盛られたパクチーパックに詰められるテイクアウト料理

パクチーを使った珍しいメニュー、というよりは、基本的にどの出店舗も既存のメニューにパクチーを増し増しで盛るor材料に練り込む、といったものが多いようです。
ザ・シンプルです。
 

本場では薬味、日本ではもしゃもしゃとメニューに増す――。
なぜいつものメニューにたくさん乗っけるだけで、こんなにも多くの人が喜ぶのか。

その謎は……②に続きます。

 

 

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