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日本だけのパクチーブーム、その進化をなぞる。①

まずはパクチー王国タイの
パクチー文化を知る

英語では「coriander(コリアンダー)」、中国語では「香菜(シャンツァイ)」。そしてタイ語で「ผักชี(パクチー)」。と、まるこちゃんの記事をパクってみました、ちょびです。

日本で今、空前のブームを迎えているパクチー。今回は日本で開花したパクチーブームを、パクチー王国タイ側から読み説いてみたいと思います。

まずは、タイのパクチー文化について簡単な紹介を。まるこちゃんの記事(日本だけのパクチーブーム、その謎に迫る。①)にもあるように、タイでもパクチーは薬味のひとつであり、あまり主役になる食材ではありません。しかし、日本人が寿司にワサビを譲れないように、タイ人はパクチーが大好きです。

トムヤムクン

タイ料理とパクチーの繋がりを示す例として、タイ語には「パクチーローイナー(ผักชีโรยหน้า)」ということわざがあります。直訳すると「パクチーを表面に散らす」。これは、たとえ手抜き料理であっても、最後にパクチーを散らすとそれなりになることから、「上っ面だけを繕う」という意味で使われます。タイ料理にパクチーが欠かせない存在だからこそのことわざです。「ちょびの原稿って結局パクチーローイナーだよね」みたいな使い方ですね。ほっといて下さい。

パクチーさて、私たち日本人がパクチーを使うとなると、茎から先の葉の部分がほとんどですが、タイでは根っこまで使います。むしろ、味の濃い根っこの方が美味しいとすら言われています。使い方は、スープのだしに使ったり、すりつぶして肉団子に入れたり、サラダの味付けに使ったりします。

このように、タイではパクチーそのものの味や香りを楽しみます。しかし、それはあくまでもメインとなる料理の味に奥行きを与え、料理として完成させるための存在。それがタイのパクチー文化です。

日本の食スタイルを反映した
パクチー・イープンスタイル

「イープン」とはタイ語で「日本」の意味です。日本の食スタイルというのは、とても柔軟で変わっていると私は思います。以前、アメリカでの生活経験のある女性から「アメリカのお母さんは、今日のランチのサンドイッチはピーナッツクリームにしようかしら、ハムにしようかしらって悩むけど、日本人は和食にしようかしら、洋食? イタリアン? ってところから悩むから大変よね」と言われた事があります。
豚骨ラーメンにパクチー確かに、私達日本人は自炊料理であっても、各国料理を作って食べてしまう国民です。ラーメンやカレーライスのように、オリジナルから袂を分かち、日本の味として新たなジャンルを確立した料理すら存在します。それは、パクチー文化に於いても同様で、その用途やメニューは様々。また、より多くの人が楽しめるよう、日本人向けに食べやすくアレンジした商品も存在します。

産地直送! 作りたての
「パクチーペースト」

日本各地で見つけたストーリーを感じるいい食やモノを紹介する『FELISSIMO PARTNERS (フェリシモパートナーズ)』が、7月から販売を開始したパクチーシスターズの「パクチーペーストベーシック」も、日本で進化したパクチー商品のひとつ。

パクチーペースト

千葉県八千代市で初のパクチー栽培者となった、立川あゆみさんの畑で収穫された新鮮なパクチーを収穫日当日に加工したこのパクチーペースト。パルミジャーノやアンチョビ、にんにくなどをブレンドし、このままでもディップに使える味付けがされています。パクチー独特の香りや苦味も少なく、パクチー初挑戦の方にもお勧めの食べやすさと、美味しさです。

生産者の立川あゆみさん
生産者の立川あゆみさん

さて、日本人の私が食べて「美味しい!」と思う、このパクチーペーストを、元祖タイ人が食べたらどう思うのか? それでは、実験スタート!(つづく)

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ちょび
旅と猫と息子を愛する、見た目は子ども、身体は四十路。
「食」と「歴史」「土地」「人」を関連付けて考えるのが趣味。
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