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日本だけのパクチーブーム、
その進化をなぞる。②

ムエタイファイター
パクチーペーストに出会う

最初の協力者は、日本最大級の規模を誇るムエタイジム「ウィラサクレックフェアテックスジム」のみなさんです。

会長のウィラサクレック・ウォンパサーさん
会長のウィラサクレック・ウォンパサーさんは、在日本歴24年の元ムエタイランカー。
トレーナーのドンさん
トレーナーのドンさん
同じくトレーナーのモートさん
同じくトレーナーのモートさん

そして、タイ人だけだと若干不安だったので、日本人代表、会長の奥さまと、元料亭女将の経歴を持つマミさんにもご参加いただきました。

日本人代表、会長の奥さま(左)と、元料亭女将の経歴を持つマミさん(右)
日本人代表・会長の奥さま(左)と、元料亭女将の経歴を持つマミさん(右)

 

まぁまぁ、まずはひと口食べてみてくださいな。これ、何だと思います?
試食する男性「………?」

パクチーだよ、わからない?」と尋ねると、タイ人のみなさん一様に「これはパクチーじゃない」と言うのです。「パクチーに色々混ざっているけど、パクチーの味するでしょ?」

日本人のお姉さま方の解説によると、「他の素材が加わった分、パクチーの味が薄いんだと思う。パクチーは味の濃いタイ料理に負けないぐらいの香りがあってこそのパクチーだからね」との事。

パクチーの強さ=日本人が苦手な部分

この図式がある以上、日本のパクチー文化はマイルドにならざるを得ないのか……。
そうこうしていると、ジムで調理を担当しているナームさんが現れて、この日の晩ごはんだったゲーン・ガリー(イエローカレー)にボトルの1/3ほどを投入。
カレーう~ん。もともとのカレーの色が強いので見た目には変化がありませんな……。味も元のカレーのが強くて、せっかくの商品の良さがかき消されてしまいました。

タイ料理との融合は厳しいか?
そんな時、救世主が!

ここで会長の奥さまが、タイ料理じゃないけど……と、冷ややっことシーフードミックスのバター炒めを持ってきてくれました。

豆腐のようなシンプルな食材には文句なし。ただ、みょうがや大葉は、タイ料理ほどではないにしろ香りが強いので組合せない方がおすすめです。奥さま曰く「ごま油との相性も良さそう」とのこと。
シーフードミックスシーフードミックスの方は、もう文句のつけようもなく好相性。マミさん曰く「この味ならパスタの味付けがいいかもね」。

ん~、でもなぁ。せっかくだから相性の良いタイ料理を見付けたいよなぁ。と思っていると会長さんの夕食が出来上がりました。

会長さん
会長さんのこのポーズはデフォルトなんですね……。

タムパー(青パパイヤを使った辛いサラダ)この日のメニューはソムタム(青パパイヤを使った辛いサラダ)に、ネーム(発酵ソーセージ)、生もやし、ピータン、ちくわ、そうめん、温泉卵。これらをぐちゃぐちゃ~っと混ぜていただくタムパーというタイの家庭料理。
タイにちくわはありませんが、魚のすり身を使った練り物があるので、その代替え品と思われます。また、そうめんについても、ほぼ同じ物が「カノムチン」という呼び名で、タイの食材として存在します。カノムチンの食べ方は、グリーンカレーやソムタムの様な味の濃い料理を混ぜて食べます。
そう、このカノムチンこそがパクチーペーストと好相性のタイ料理という結果にたどり着いたのです。
カノムチン単独では味の濃いソムタムも、カノムチンに混ぜると味が薄まります。ここにパクチーペーストを加えていただく。パクチーの香りが生き、チーズやにんにくの風味がソムタムの酸味と辛み、濃厚なピータンとも程よく調和しています。

カノムチン×ソムタム×パクチーペースト。料理名がつけにくいですけど、こちらおすすめメニューその1に認定いたします!

バナーWSRウィラサクレックフェアテックスジム
1997年4月、東京都荒川区に日本初のムエタイジムとしてオープン。現在は東京(三ノ輪、荒川)、埼玉、千葉、九州、北海道で計6つのジムを運営している。http://muaythai.jp/

 

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ちょび
旅と猫と息子を愛する、見た目は子ども、身体は四十路。
「食」と「歴史」「土地」「人」を関連付けて考えるのが趣味。
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