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日本だけのパクチーブーム、
その進化をなぞる③

日本発パクチーペースト
タイ人主婦はどう捉える?

日本で開発されたパクチー商品を、パクチーの本場で育ったタイ人に食べてもらって、タイ風に逆アレンジしてもらう企画。
前回のムエタイファイターたちに続いて、今回はタイ人の女性にご協力いただきました。
ワサナ先生ワサナ・ホムスワンさんは、日本でタイ語の通訳や翻訳のお仕事をする傍ら、タイ語教師としても活躍されている、才女で主婦。うん、これは期待が高まる!

「オイルとかチーズが入っているのね。思い付くのはパンに塗るとか、サラダのドレッシングかな……」というのが、最初の感想。

そして、前回、ムエタイファイターたちが戸惑った謎も解けました。

タイ人にとってパクチーはそのままを料理に振りかけて、彩りを加え料理に香りをつけるものなので、そもそもペーストにするという考え方が無いのだそうです。

そりゃそうだ、タイでは新鮮なパクチーが簡単に手に入るわけですから、わざわざペーストにしなくても、ちぎって料理に掛けた方がずっと早いし、香りも強い。

タイのタラート(市場)で売られているパクチー
タイのタラート(市場)で売られているパクチーをはじめとする野菜

一方で、私たち日本人の食卓が多国籍化し、パクチーがブームになっているとは言え、さすがに毎日のようにパクチーを使う料理を作るわけではありません。生のパクチーを買っても使いきれない事もあります。そこで、もっと気軽に、タイ料理以外でもパクチーを楽しもうという視点が加わって、日本のパクチー文化は本場タイには無い「スナック菓子」や「ペースト」という形に進化していったのかもしれません。

パクチー・イープン
ついにタイ料理と融合……!!

「味わってみて、これに合うのはシーフードだと思ったの」とワサナ先生。おぉ、ムエタイジムのお姉様方と同意見ですね。確かに、シーフードミックスのバター炒めとは好相性でした。

では、早速ワサナ先生が考えてくれたパクチーペーストを使ったタイ料理です!

[プラームックヌンマナオ]
プラームックヌンマナオ
タイ料理は料理名で大体の素材と調理方法が分かります。この場合、プラームック=イカ、ヌン=蒸す、マナオ=ライムの事です。イカをレモングラスや万能ねぎ等と一緒に蒸して、仕上げにマナオを使ったタレを掛けて仕上げます。

イカは蒸し煮みたいにしてもOKですし、ライムはレモンを使ってもOK。ワサナ先生はレモンを使っています。
タレはナンプラー(大さじ3)、レモン汁(大さじ3)、にんにく(みじん切り1かけ)、唐辛子(プリックキーヌーという緑色の激辛唐辛子2~3本程度お好みで)、そしてパクチーペーストを小さじ1杯ぐらいからお好みで調整して入れてください。

[クンチェーナンプラー]
クンチェーナンプラー
こちらは生のエビに、にんにくのスライスや刻んだ唐辛子をちらし、仕上げにタイドレッシングを掛けて食べる料理。

パクチーペーストはドレッシングに加えます。材料はプラームックヌンマナオに似ていますが、ナンプラー、にんにく、唐辛子、レモン汁、砂糖少々、そしてパクチーペーストです。

パクチーペースト逆輸入で
オリジナルタイ料理に?

パクチーペースト「オイルを使っているから、油っこいかな?って思ったけど、レモンを加えると気にならないし、パクチーの香りが出て美味しかったですよ。

普段パクチーを使う部分を、パクチーペーストに変えると、味がまろやかになって、いつもと違うオリジナルの味わいになりました。今回紹介したタレをイカ、魚、エビ、貝など魚介類のグリルに掛けても美味しいと思います。

あと、今回はシーフードだけでしたが、豚肉料理にも合いそう。他の料理にも試してみたいですね」(ワサナ先生)

結論

タイ人が考えるパクチーの味や形とは異なるけど、パクチーの良さを残した「新しいパクチーのカタチ」。ペースト状である事を生かして、タレやドレッシング、麺類に混ぜるのがおすすめ!
クンチェーナンプラー

 

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ちょび
旅と猫と息子を愛する、見た目は子ども、身体は四十路。
「食」と「歴史」「土地」「人」を関連付けて考えるのが趣味。
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