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「僕ビール、君ビール。」の躍進と挑戦 ~後編~

基本の僕ビール、君ビール。
ターゲットたちの反応やいかに?

「僕ビール、君ビール。」はビールをあまり飲まない若い世代に向けた、新しいスタイルのビール。ということなので、ここはやっぱりターゲットにドンピシャのメンバーに飲んでもらおうと思います。

今回協力してくれたのはChewin’ Mag.を運営している株式会社YUIDEAの未来を担うデザイナー3名。

株式会社YUIDEAの未来を担うデザイナー3名
前列左:かっしー(ビール大好き。晩酌万歳)前列右:まりな(苦いお酒はあまり飲めません) 
後列:いくま(ビールあまり飲みません)

株式会社YUIDEAの未来を担うデザイナー3名試飲今回、始めて「僕ビール、君ビール。」を飲むと言う、いくま君。
「こんなビールがあるんですね……」と、まずはそのパッケージに注目。そして、ひと口飲んで開口一番「何これ、ビールじゃないみたい! これは飲みやすい!」と、期待通りのリアクション。

ビールの苦さが苦手と言うまりなちゃんは、「ビールを飲むならシャンディ・ガフ(ビールとジンジャーエールを合わせたカクテル)なんですけど、これはフレッシュで苦くないから飲めます」とのこと。他にも「香りがいい」など、若者の心をがっちり掴んでいるご様子。

ミッドナイト星人は、
狙い通りイメージを裏切れるか?

それではいよいよ、新製品「僕ビール、君ビール。ミッドナイト星人」を試飲。その前に、もう少し詳しく製品についてご紹介しましょう。森・山口こちらの商品、醸造を担当したのは、もーりすこと森勇気さんと、おじょーこと山口愛さんの2名。入社5年目の森さんは、もともと通販営業担当で、WEBページの制作や広告運用を行っていましたが、業務を続ける中で、もっとビールづくりについて知りたいと思い、2016年に醸造に異動したそうです。

一方の山口さんは入社2年目、今回の試飲メンバーまりなちゃんとは同期の若手醸造家です。ところが、山口さんも元々は営業志望で入社したバリバリの文系女子。研修期間中に経験した醸造の難しさ・奥深さに魅了され醸造部門へ配属を希望したという、醸造に関してはピカピカの1年生。

ビールに負けないぐらいフレッシュな二人が、先輩方のアドバイスを受けながら試行錯誤を繰り返し、1年かけてつくり上げた「僕ビール、君ビール。ミッドナイト星人」。この常識にとらわれない、ヤッホーブルーイングの社風もまた、個性的なクラフトビールを生み出す原動力かもしれません。

ミッドナイト星人の醸造上のポイントは3つ。

①使用するホップの組合せ

鮮烈なホップの香りを実現するために、アメリカから10種類のホップを取り寄せ、6回に渡る試験醸造の末に、ベストなホップとその組合せに辿りついたと言うこだわり。

②ホップの使用量と添加方法の工夫

ホップを加えるタイミングを2回に分ける事で、豊かな香りと少ない苦味を実現。
当然のことながら1度に全てのホップを入れた方が手間がかからず効率が良いのですが、めざす香りと味わいを実現するために2倍の時間を掛けてホップを添加しているのだそう。

③5種類の麦芽を使用

モルト=麦芽は、ビールの色やロースト香などに影響します。ミッドナイト星人は、やや濃い茶色が特徴ですが、ロースト香が強いとせっかくのホップの香りをつぶしてしまう。
ホップの香りを活かしつつ、綺麗な琥珀色(アンバー)を出す。徹底的に飲みやすさにこだわり、5種の麦芽を使用するに至ったそうです。

では、いただきます!

試飲2「………」
「………」
「………」

「なんだろう、すごい。何……言い表せない」(いくま)
「すだち?」(かっしー)
「あ、わかります! なんか柑橘系の皮の苦味みたいな香り。でも、最初と飲んだ後とで香りが変わりませんか?」(まりな)

ミッドナイト星人のアロマは「ピーチ」「トロピカルフルーツ」「パパイヤ」「マンゴー」「パッションフルーツ」と表現されていますが、実際に使用されているSimcoeというホップには柑橘類のアロマがあるので、お嬢さんたちの感想は間違っておりませんぞ!

「さっぱりしてて、うまい。さっきの僕ビール、君ビール。はデザートって感じだったけど、ミッドナイト星人は食事と一緒に飲める感じ。なんでも合うんじゃないかな、餃子とかでも」(いくま)

「私は松茸!」(かっしー)
「確かに、炭火で焼いたものと相性良さそう。それこそサンマとか」(まりな)

ヤッホーブルーイングのおすすめは、ローストポークや、蜂蜜をかけたブルーチーズなど、旨味みや香りの強い料理との組み合わせだそう。ってことは、餃子や松茸、炭火焼きサンマもぴったりですね。やるな、若者。

こうして若者の心を再びワシ掴んだミッドナイト星人。特に、醸造担当の山口さんと同期のまりなちゃんは「この話を聞いて飲むとさらに美味しく感じる。なんていうか、本当にセンスがいいですよね。いろんな意味でビールをつくるのが上手というか……」と、感動しきり。いくま君はカエル君の設定の細かさもお気に召したご様子です。

そして、ビール好きのかっしーは、ミッドナイト星人にすっかり心奪われており、「発売されたら絶対に買う!」と力強く申しておりました。

秋の夜長のミッドナイトは、秋の味覚とご一緒に「僕ビール、君ビール。ミッドナイト星人」を楽しんでみませんか? ちなみに、私が一番お勧めする飲み方は、片手にミッドナイト星人、片手にスマホでこの記事を読みながら、ビールづくりに注がれた情熱ごと飲み干すChewin’ Mag.スタイルです。

僕ビール、君ビール。ミッドナイト星人
僕ビール、君ビール。ミッドナイト星人(缶)
10月24日より、全国のローソンおよびポプラ(いずれも種類取扱店)にて
販売スタート

樽は10月8日よりYONA YONA BEER WORKS全店で楽しめます

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ちょび
旅と猫と息子を愛する、見た目は子ども、身体は四十路。
「食」と「歴史」「土地」「人」を関連付けて考えるのが趣味。
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