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有楽町で野菜を買うなら!
むらからまちから館の
「地域応援産直コーナー」

アンテナショップの激戦区にあり、多くの人で賑わう東京交通会館。その1階で活気のある産直コーナーを見つけました。全国各地の農家から直接届く、新鮮な農産物が盛りだくさんです。

誕生のきっかけは
岩手・宮城内陸地震

むらからまちから館は、全国の特産品が集まるアンテナショップです。店内には、お菓子や調味料、全国の地酒などがずらり。その数は、約1,200品目におよび、見ているだけでも楽しくなります。

そんな同店の入口でひときわ目を引くのが「地域応援産直コーナー」です。

このコーナーができたのは、2008年の岩手・宮城内陸地震がきっかけでした。以前からお付き合いのあった農家の人たちが、地震によるさまざまな影響で出荷が滞り、畑で農作物が伸び放題の状況に。首都圏で販売する“場”を増やしたいという農家の要望と、そんな農家を応援したいという同店の気持ちが一つになり「地域応援産直コーナー」が誕生しました。

取材をしたのは、平日の午前中です。バイヤーの上杉奈己さんが野菜を陳列すると、たちまちたくさんの人が野菜を手に取り、レジを待つ人の列ができます。

「女性のお客さまが多いですね。このコーナーを目指して来店する方もめずらしくないんですよ」(上杉さん)。

有楽町・銀座周辺は、全国の名産品が手に入るアンテナショップの激戦区。むらからまちから館で買い物のあとは、茨城のアンテナショップ、そのあとは有名店のパン屋さんに寄って……、といった具合でまわるコースを決めているお客さまもいるそうです。

むらからまちから館は、東京交通会館1階という好立地も手伝って、たまたま通りかかり、美味しそうな野菜を見つけて立ち寄るお客さまも少なくありません。

まだ見ぬ野菜に出会えるかも?
これから島バナナも登場予定

売場の壁面に掲示されているのは、当日の農産物の産地名です。この日は、山形県や新潟県、高知県、鹿児島県など、約20カ所から採りたての農産物が集まっていました。

「地域応援産直コーナー」は、生産者が売りたい農産物を売りたい分だけ置くのが基本。「こんな野菜を栽培してみたので販売してみたい」と言われることもあるそうです。また、むらからまちから館から「この野菜が人気でお客さまに喜ばれているから、もっと数を増やして」とお願いすることもあり、二人三脚でお客さまの要望に応えています。

見てみると、鹿児島県の島らっきょうや福島県の生きくらげなど、一般的なスーパーや八百屋ではあまり見かけない野菜もありました。新しい野菜との出会いもありそうですね。

入荷した農産物は、その日のうちに売り切り。だからこそ、また翌日には鮮度のよいものが並びます。

「できる限り品薄にならないようにはしていますが、日によっては16時くらいに売場が寂しくなることもあります」(上杉さん)。買い物に行くときには、早めのお出掛けがよさそうです。

ここに並ぶ農産物は、市場を通さず農家から直接届くものばかりです。当然、収穫してから食べるまでの時間がぐっと短縮できます。

「新鮮だから美味しいし、買ってからも日持ちしていいわって、お客さまから喜ばれているんですよ」と、上杉さんは笑顔を見せます。

取材を終えて、山形県鶴岡市のあさつきと高知県室戸市のねぎを購入しました。

ちなみにあさつきは、「卵とじにしても美味しいですよ」という上杉さんのアドバイスを思い出し、さっそく調理。あさつきのシャキシャキとした食感が心地よく、とても美味しくいただきました。

全国各地から新鮮な産直品が集まるむらからまちから館の「地域応援産直コーナー」。これからの季節は、柑橘類が増えていき、島バナナなどめずらしいものも登場するそうなのでお楽しみに。あなたも有楽町・銀座周辺へお出掛けの際に、立ち寄ってみてはいかがですか。

 

むらからまちから館

住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館1階
電話:03‐5208‐1521
営業時間:月~土10:30~19:15、日・祭10:30~18:45
休:年中無休(年末年始を除く)
http://murakara.shokokai.or.jp/

ABOUT THE AUTHOR

酒井牧子
新潟県生まれ。ライター、編集者。求人広告の制作会社、編集プロダクションなどを経て2003年よりフリー。
会員誌、会社案内、学校案内、通販カタログ、企業Webサイトなどの制作に携わる。
趣味は散歩。大通りから商店街、路地裏まで歩き、小さな発見を心の栄養にしています。
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