Chewin' Mag.

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提携農家の野菜と果物がずらり!
管理栄養士さんが
レシピを教えてくれる八百屋さん

三軒茶屋駅の世田谷通り出口から徒歩わずか15秒。
玉川通りと世田谷通りに囲まれた通称“三角地帯”にある「三茶ファーム」をレポートします。

農薬や化学肥料に頼らず育てた
農産物を産地直送で販売

エコー仲見世商店街三茶ファームのあるエコー仲見世商店街は、戦後の闇市のあとにできた商店街とのことで、細い路地の両サイドにお店が並んでいます。三茶ファームの前から玉川通り方向を見るとこんな感じ。

三茶ファーム出迎えてくれたのは、オーナーの千田弘和さんと店長の佐々木碧さんです。
IT会社も経営する千田さんは地域活性化に興味があり、「田舎中心の経済とは何だろうと考えた時に、田舎の価値でもある農業で東京と田舎をつなごうと考えました」(千田さん)。

オーナーの千田弘和さんと店長の佐々木碧さん三茶ファームは、市場から野菜や果物を仕入れるのではなく、全国各地の提携農家から届く産地直送の野菜を販売しています。

現在、提携農家は50以上。季節によって変わるものの常時15ほどの提携農家の農産物が並び、そのほとんどが農薬や化学肥料に頼らず栽培したものです。スーパーではなかなか見かけない野菜や地方の伝統野菜もあります。

顔の見えるつくり手”の農産物提携農家について聞いてみると、「ほんとに地道に一軒一軒とつながってきました」と、千田さん。

東京で開催されている各種のファーマーズマーケットでつながったり、すでに提携農家としてお付き合いのある人にほかの農家を紹介してもらったりと、まさに“顔の見えるつくり手”の農産物です。

オリジナル野菜レシピも!
忙しい人を応援する心強い味方

商品棚商品棚商品棚を見てみると、玉ねぎがバラ売りされていたり、キャベツや大根が半分にカットされていたり。
「ちゃんと食べきれる量で販売するようにしています」と千田さんが話すように、一人暮らし・二人暮らしが買いやすい量やサイズなのも品揃えの魅力です。

オリジナルレシピ気になる野菜があるけど、どう調理したらいいのかわからない……。そんなときは店長の佐々木さんに相談してみましょう。

じつは佐々木さんは管理栄養士でもあります。店内には、佐々木さん考案の野菜を使ったオリジナルレシピが置いてあり、自由に持ち帰ることができます。これまでつくったレシピは、取材日の時点で127!
「クックパッド」にもアップされているので、気になる方はチェックしてみてください。

三茶ファーム「素材を販売するだけでなく、お客さんの口に運ぶまでが仕事だと思っています」と千田さん。料理をしない人、忙しくて料理をする時間がない人のために、今後は、サラダやお惣菜など、食卓でプラス一品になるような加工品もやっていきたいと構想中です。

高田農園さん(長野県)の「葉とらずりんご」取材後は、おみやげにと高田農園さん(長野県)の「葉とらずりんご」をいただきました。一般的なりんごは、ムラなく色づくよう葉をとってしいますが、葉とらずりんごは、収穫の直前まで葉をとることはありません。なぜなら、葉で蓄えられた養分がりんごの糖度になるからです。

さっそく食べてみると、ほどよい酸味と甘みのバランスが絶妙で、スーパーに並ぶりんごとはまったく違う味がします。見た目はきれいなりんごでも、味が淡白過ぎるものにあたることがしばしば。葉とらずりんごはギュッとうまみが詰まっていて、満足度の高い味わいでした。

こだわりの野菜や果物が揃い、管理栄養士さんがレシピを教えてくれる三茶ファーム。対面販売を大切にしているところは、昔ながらの八百屋さんに通じるのかもしれません。

味噌や醤油、ジャムなどの加工品もありますので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。

三茶ファーム

住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-13-16(エコー仲見世商店街)
営業時間:12~20時
定休日:日曜日
電話:070-5454-8318(ゼロナナゼロ・ゴシゴシ・やさい屋)
http://sanchafarm.com/
https://cookpad.com/kitchen/5810692

ABOUT THE AUTHOR

酒井牧子
新潟県生まれ。ライター、編集者。求人広告の制作会社、編集プロダクションなどを経て2003年よりフリー。
会員誌、会社案内、学校案内、通販カタログ、企業Webサイトなどの制作に携わる。
趣味は散歩。大通りから商店街、路地裏まで歩き、小さな発見を心の栄養にしています。
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